幼なじみ君と  幼なじみちゃん♪




――――磨梛抖――――


頭の中が真っ白になった磨咲飛の言う通り、
俺には祝福なんか出来ない…


出来ないのに強がって出来るなんていって、
写真をみる度に情けないくらいに動揺してて…


馬鹿だと思った…


『もしもし?』

「もう、無理…」

『急に何言ってん?説明しろって…』


電話口の賢の声


「慄梛が……」

『慄梛ちゃんがなんかあったのか!?』

「…ぁ…、ぃゃ…」

『今から行く、家にいるんだろ?』

「そ…プッー、プッー…


返事も聞かずに電話を切る賢…


でも、何故か安心してる俺がいた

―――――――――――
―――――――――
―――――――

10分くらいして、賢は本当にきてくれて

「でもそれはまだ憶測に過ぎないんだろ…?」

「まぁ…」

「それだったら、落ち込んだりすんのは写真じゃなくて実際に自分の目で見てからな」

「だよ、な…?」

「当たり前だろ?」

「久々に賢と慄梛のこと話したな…
やっぱ、賢と話してると不思議と安心するな…」

「俺も、同じやっぱ、長ぇーしさ…
にしても、これ…」


磨咲飛が置いていった写真を賢は見て、



「磨梛抖、名案♪」





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