焦らし愛 〜幼なじみLove Story〜
自分の気持ちばかり押し付けて来る女達には、もう心底嫌気がさしてんだ。
オレの気持ちなんておかまい無しのヤツらに。
彩の最もらしい講釈にも、無償に腹が立つ。
オマエに何が分かる。
冷静になれないオレは、そして彩に酷い言葉を投げつけていた。
『うるせえ。オマエに何が分かる。オマエだって女なんだからアイツらと一緒だろ。うぜえんだよ。』
しまったと思った時にはもう遅かった。
彩は傷ついたような顔をして「ごめん。」と言って帰って行った。