晴い天-アオいソラ-
「これ、私達からのチョコレートです」



「ありがとう。よくここにいるのがわかりましたね」



なるべく人目につかないよう来たハズなのに居場所がバレていたことを警戒し、それとなく質問する。



「先生よく図書室いるからー♪」


「…そうですか」


「先生、先生」


「はい?」


「この子のだけは本命だから」



そう言われた女の子が恥ずかしそうにチョコを差し出す。



先生がお礼をいいチョコを受け取ると生徒達は興奮したまま図書室を出て行った。

< 189 / 201 >

この作品をシェア

pagetop