ずっと前から好きだった



私の歌を
君に捧げる


届くといいな


なんて思いながら




やってきた初ライブの日



それはまるで


夢の世界



夢にみた世界



いつからか願った
大きな自分の夢が









叶う






「どうも、cosmosです」





マイクを片手に
私のその一言で鳴り響くドラムの音
そのリズムに乗って
ギターとベースが鳴り響く




少しでも私達に近づこうと
前へ前へと押し寄せるファン





これは



もしかしたら



夢なのかな






もし夢でも



こんなに幸せなら




構わない







そんな想いを歌にのせて


私は歌った。




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