ずっと前から好きだった


「1日って早すぎる」


「…だな」



手を繋いで歩く帰り道


幸せだけど


また当分逢えない




でも



充分すぎるほどの





幸せ







「着いちゃった」




目の前に
私の住む家の玄関があった。



「仕事、頑張れよ」


「うん」





真は私を引き寄せて
抱きしめた。



「真、痩せすぎだよ」


「そう?」


「もうちょっと筋肉つけた方が」


「じゃあ次逢うときは
 マッチョになるようにする」


「あはは
 ちょっとやだな」





体が離れて
軽いキスをした





「ばいばい…」


「おう、またな」



手を振って
玄関の扉を開けた



「華奈子」





大好きな
あなたの声がする




「体には気をつけて…」


「うん。ありがとう」


「あと…浮気は……」


「しないよ」


「はははっ
 じゃ………」


「うん。
 おやすみ」



私はそっと

扉を閉めた。





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