ずっと前から好きだった


「なんか…元気ないな」

「…………そお?」


いつでも君は
その優しさで私を
救ってくれたよね


彼氏の翔くんでも
お母さんお父さんでも
だれでもなく

君が救ってくれた



「ねえ飯島、なんで
 こんな所にいんの」


そう、事務所は
私達の地元じゃない。
偶然こんな所で
会うなんて、
有り得ないというか
凄すぎる。


「あー、ちょっとね。
 あそこに用があって」


彼の指さす先は
ついさっき私が出てきた
事務所だった。


「………………え
 飯島って…芸能人!?」

「いやいやいやいや」

「………………?」

「妹が…」

「妹…………。」

「小6の妹が
 モデルなんだよ」



衝撃的発言。
小6って丁度、
私がこの事務所に
合格したぐらい


「多分、名前言えば
 分かるぜ?
 あいつ人気らしいから」

「……誰?」


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