イジワルな君
差し出された紙に目を向けるとそこにはすでに相手の名前と印鑑が押された婚姻届があった。
もう…この婚約からは逃げられないのか…
そう思っているとふとあることが頭に浮かんだ。
これなら…!この婚約なかっったことになるかも…!!
そう考えた私は色んな期待をこめてそのあることを口にした。
「あの…優斗さん…はいいんですか?今日初めて会った私となんか婚約して…」
そう。
私が気になって口にしたことは、相手のほうがこの婚約をどう思っているかってこと。
これで向こうも私と同様無理やりならお互い嫌々しなくてもいいだろうし、相手から断ってくれるんじゃないかとそう思って言ってみた。
まっ、その期待も儚く散るんだけど。