アイドル逃亡中!
Kyoはよっぽど…
水族館が楽しいのか、
いつもより声が大きい…。
イルカを見て隣で…
まるで女の子のように、
きゃあきゃあと叫ぶKyoを見ていたら、
…ドンっと何かが足に当たった。
思いがけない衝撃に、
私は少し驚いた。
羅未亜「…きゃぁ!」
Kyo「羅未亜さん…!?」
少しよろめく私の肩を、
とっさにKyoは支えてくれた。
羅未亜「あ、ありがと…Kyo。」
私はぶつかった原因を探すと、
すぐにその原因は見つかった。
私の足にしがみついて離れない…
羅未亜「子、子供…?」
女の子は私の顔を見つめ、
目に涙を溜めて…
女の子「うわぁぁああんっ!!
ままぁーぱぱぁああ!!」
…泣き出した。