超モテ子の秘密


「…でも、何であの2人があんなに仲良くなったのか分からなくてさ。どうしたんだろ?」


それだけは、すごーく不思議だ…。


「男同士色々あったんでしょう。」


理香は妙に悟ったように言う。


……そんなものなのかなぁ…?


「それより私は、さやかと和也君の方が気になるけど。最近、急接近したんじゃない!?」


「はぁ!?変なこと言わないで。そんなんじゃないから。」


理香は何でそんなことばっか言うのよ??


私は一つため息をついた。


「理香ぁ、私は距離の縮まらない理香と岡田君の方が心配よ……。」


「それを言わないでぇ~………。」


理香は突然机に突っ伏して、弱々しく言う。


「…もう、理香ったら…。
私、ちょっとトイレに行ってくるね。」


私は項垂れて何も答えない理香をおいて教室を出た。



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