超モテ子の秘密


「じゃあ、俺そろそろ失礼しますね。」


そう言って、背を向ける和也君。


「あ、今日はありがとね、和也君。気をつけて帰ってね。」


私は慌ててお礼を言う。


「はい。ありがとうございます。」


そうして、和也君は夜の闇の中に消えていった。


すると、陸人が口を開いた。


「さやか、今日は突然来て本当にごめんな。あ、さっきコンビニで弁当買ってきたんだ。将太君と一緒に食べて。」


言い終えると、手に持っていたビニール袋を私にさし出す陸人。


「ありがとう、陸人。でも、陸人のは?うち、寄っていくでしょ?」


「俺、もう帰らないと。だから、さやかは中入って弁当食べて。」


…えっ…?


せっかく会えたのにもう帰っちゃうの……?


………もっと一緒に居たいよ…。




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