超モテ子の秘密


その声は、理香の好きな岡田君だった。


理香はもう真っ赤になってる。


「おはよう、久しぶりだね。」

岡田君とは1年の時クラスが一緒だったんだ。


「そうだな。

斉藤、大丈夫か?」


岡田君は理香の顔を覗き込んだ。


「あっ、う、うん!」


理香、緊張しすぎだよっ!


「あっ、そうだ!!
私用事あるんだった。
理香先行ってるね。
岡田君、またね。」


私は二人の前に出て振り向いて言った。


「おう!」

「ちょ、ちょっと、さやか!!」


理香は手を前に出して私を引き留めようとしたけど、走ってその場を去った。


理香、頑張れ!




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