超モテ子の秘密


短い髪が風で揺れていた。


「和也君、おはよう。」


私は和也君の近くに行きながら言うと、

和也君は振り向いた。


「あっ、折原先輩!
おはようございます。

でも、何でここに?」


和也君は目を見開いて驚いている。


「ちょうど上がっていくのが見えたから。いつも屋上に来るの?」


「はい。

ここから見える空好きなんです。」


私も空を見上げてみた。


今日はよく晴れていて、


澄みきったきれいな青空だった。


「ホント、きれいだね。」



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