パパは芸能人♪

丸２日寝ていたらしい。



出血死寸前で倒れていて、偶々賢太がマンションに来て発見して救急搬送されてココに居る。



「叶ちゃんが死んじゃうって…ごめんなさい…」



あまり泣いたら頭痛くなるよ。



反対の手で抱き寄せた。



「ララ置いて死なない。聞いて、心臓動いてるでしょ？」



頷くララ



「でも、何で会ってくれなかったんだよ？」



その瞬間、夢の中で母さんが最後に言った言葉が頭に浮かんだ。



そっとお腹に手を当てて撫でた。



「夢の中で母さんと話したんだ」



「か…叶ちゃん？」



驚いているララ



「今まで気にしてたのに気にしないふりして生きてきた。
気にしたら自分じゃ居られなくなるんじゃないかって…。
最後に会えて良かったって言ってくれたことに全部が良くなってさ…
笑っちゃうだろ？結局、男は母親には敵わないんだよ」



最後に母さんが



“ララちゃんのお腹に１つの小さな命が芽生えたわ♪大切にして…”



「ララの未来潰しちゃうけど、俺は産んで欲しい！」