パパは芸能人♪
「ってのは俺の言い分……ララが「良いの?」
苦しそうな表情をしたララ
「言えなかった…叶ちゃんは優しいから“産んで良い”って言ってくれるけど叶ちゃん芸能人だし、パパも楓君もだけど…株下げちゃったらって……」
ギュッと抱き締めた。
こんなちっちゃな頭と体に不安を閉じ込めてたのかよ…気付けない俺って…情けない。
「気付いてやれなくてゴメン…言い辛いよな」
「ううん」
「ってか、ララの言ってる事チョット違うな。俺ってララにしか優しくないし。優しさで“産め”なんか言わない」
「???」
「ララを本気で愛してるから“産んで欲しい”」
頭を下げた。
「ありがとう…ごめんね」
「でも、俺を信じてなかったらしいからな、退院したら俺の身の回りの事宜しくな新妻ちゃん♪」
「が…頑張ります」
「新妻?」
タイミングが良いのか悪いのか父登場。
「新妻って何だ?」
「五郎、戸籍から俺を外す事って出来ますか?」
殴られた。