パパは芸能人♪
怪我人に容赦ない右ストレート
頭がクラッとして意識を手放した。
次起きた時、歌恋と楓君が居た。
「大丈夫か?」
「なんとか…」
「叶多が意識飛ばした後、ララが暴れちゃって、母体第一だから落ち着かせて帰らせたわ。五郎は私が叱っときました」
安心した。
「知ってたんだな…ララの妊娠」
「女ですもん♪ララの事大切にして。じゃないと今度は死人が出ちゃう」
笑って言う事じゃないよな。
「俺、チャントした形で婿入りしたいから戸籍から抜いて欲しい」
「叶多も婿入りかよ」
「ララと想いが通じなくても“月山”は俺が守るつもりだった」
「叶多…貴方まだあの時の事……」
「恩返ししてもしきれないから…逆に仇で返しちゃうかも」
愛娘を孕ましちゃった。
歌恋はポロリと涙を流した。
「か…歌恋!?」
楓君がオロオロしてる。
「ありがとう…」
こっちこそ
「今まで育ててくれてありがとうございました。又、これから宜しくお願いします」
深々と頭を下げた。