風紀委員長ミーシャの事件簿
落雷暴風魔法は風系魔法の中でも上位に位置する。

本来ならば対大軍を想定して編み出された魔法である。

つまり、兵士で言うならば一騎当千。

対個人に使用するには高すぎる威力を持つ魔法だという事。

その高すぎる威力の暴風雨が、悪霊の真正面から直撃する!

インパクトの瞬間、金属が床に落ちた時のような甲高い音が響いた。

この音は障壁に魔法がぶつかった音。

自然界に住む魔物でも、レベルの高いものであれば障壁を持っている者が存在する。

あれ程の高い魔力を持つ悪霊が障壁を持っていても、何ら不思議ではなかった。

しかし。

「おぉぉおぉぉっ!」

ラインハルトさんは、注ぎ込む魔力を更に増やす!

その途端に。

「!!!!」

今度はガラス細工が砕け散るような音。

ラインハルトさんの魔法が、悪霊の障壁を突破した証だった。

< 69 / 91 >

この作品をシェア

pagetop