守ってあげたい
陸の家に戻ると、アヤカさんがソファで煙草を吸っていた。
犬ミクはアヤカさんの足にじゃれている。
『遅かったじゃん。
あたし腹減るとイライラするんだよね。陸、後はあんたが準備しな…』
アヤカさんに言われて素直に準備をする陸
上下関係がはっきりしてるのね。
ご飯を食べ終えて機嫌が良くなったアヤカさん。
『ね ミクちゃんは陸と付き合うの?』
あたしをじっと見つめる。
「そうしたいと思っています。…今 付き合っている人と話をしてから 陸と付き合いたいです」
食器洗いをやらされている陸の後ろ姿を見ながら話す。