誘惑プリンセス【BL】
「なぁ、恭介」
「何か用ですかー? ドSのおヒメ様」
嫌味を込めてそう言ってやれば、「その言い方ムカつく」とかって口を尖らせる。
「お前が自分で言ったんだろ?」
「言ったよ。別に、嘘じゃねーし」
「どうだかな」
口ではあんなこと言ってるけど、寧ろ、ヒメは自虐的だと思う。
具体的にどこが、って言われると直ぐには出てこないけど、時折俺に迫って来るヒメはいつものヒメと違うから。
縋るように伸びてくる腕とか、段々と小さくなる声からは、ヒメが何かを我慢していたり、何かを訴えたりしているようにしか感じられない。
そんなヒメに俺がしてあげられることなんて、何もなくて。
ヒメの要求に応えてやるのが一番良いのかも知れないけど……。
でも、それは、一時的な誤魔化しでしかない。
その場はそれで良いのかも知れないけど、何の解決にもならない。
「何か用ですかー? ドSのおヒメ様」
嫌味を込めてそう言ってやれば、「その言い方ムカつく」とかって口を尖らせる。
「お前が自分で言ったんだろ?」
「言ったよ。別に、嘘じゃねーし」
「どうだかな」
口ではあんなこと言ってるけど、寧ろ、ヒメは自虐的だと思う。
具体的にどこが、って言われると直ぐには出てこないけど、時折俺に迫って来るヒメはいつものヒメと違うから。
縋るように伸びてくる腕とか、段々と小さくなる声からは、ヒメが何かを我慢していたり、何かを訴えたりしているようにしか感じられない。
そんなヒメに俺がしてあげられることなんて、何もなくて。
ヒメの要求に応えてやるのが一番良いのかも知れないけど……。
でも、それは、一時的な誤魔化しでしかない。
その場はそれで良いのかも知れないけど、何の解決にもならない。