新アニオタ王子


気付けば、四六時中岡本の事で頭一杯になってる…。



これが『好き』って気持ちなんだ…。



これがあたしの知らなかった『恋』の切なさなんだ…。


あたしの

初めての恋は想像してたのと全然違う。



ドラマのようにはいかないのかな…。


このあたしに切なさを味合わせる男がいるなんて…

今まであたしにフられてきた男達に想像つくかな?

つくわけないよね。


だってあたしは誰もが認める容姿の持ち主で二年間No.1の座にいた恋人クラブの『マユ』だもん。


そんじゅうそこらの男が手に入れられる代物じゃない。


あたしはNo.1のマユなんだよ…


それがあんなアニメオタクに振り回されてるなんて

信じられない…。




******************


気がつけばもう

雪がちらついている季節。



二ヶ月なんてあっという間に過ぎて行った。

この二ヶ月であたしに残った物ってなんてなにもない。

代わる代わる客とデートして

重ねた体が快楽を感じても
心までは満たされない。



ねえ

あいつはあれから一回もあたしに連絡をよこさないけど

あたしのことなんてどうでも良かったのかな…?



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