新アニオタ王子
気付けば、四六時中岡本の事で頭一杯になってる…。
これが『好き』って気持ちなんだ…。
これがあたしの知らなかった『恋』の切なさなんだ…。
あたしの
初めての恋は想像してたのと全然違う。
ドラマのようにはいかないのかな…。
このあたしに切なさを味合わせる男がいるなんて…
今まであたしにフられてきた男達に想像つくかな?
つくわけないよね。
だってあたしは誰もが認める容姿の持ち主で二年間No.1の座にいた恋人クラブの『マユ』だもん。
そんじゅうそこらの男が手に入れられる代物じゃない。
あたしはNo.1のマユなんだよ…
それがあんなアニメオタクに振り回されてるなんて
信じられない…。
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気がつけばもう
雪がちらついている季節。
二ヶ月なんてあっという間に過ぎて行った。
この二ヶ月であたしに残った物ってなんてなにもない。
代わる代わる客とデートして
重ねた体が快楽を感じても
心までは満たされない。
ねえ
あいつはあれから一回もあたしに連絡をよこさないけど
あたしのことなんてどうでも良かったのかな…?