俺様☆姫様★王子様 2 【完】
ふっとまた笑顔になった名波さんが再び続きを話す。
「恋人って呼べる存在は居なかったと思うよ?ほったらかしだったみたいだし。ま、長く居る人間と言えば唯一俺と奏くらいかな」
名波さんも奏くんを知ってるんだ。
二人とも蓮をいっぱい見てきたんだね…。
いいなぁ。
あたしももっと同じ時間を共有していたいよ。
過去に戻れないなら、せめてこれから………。
「あ、姫華ちゃん今ちょっと妬いたでしょ?」
「はっ、へ?なんで?」
「すぐ表情に出るんだもん、姫華ちゃん。その無防備さが蓮は心配で堪らないんだろうね。
だからどんなに寝不足でもこうしてついてくるんだよ」
「気を付けます……」
「や、そのままで良いと思うけどね?」
いや、ダメでしょ。
蓮に心配かけて、寝不足にさせて。
売れっ子なんだよ?蓮は。
こんなことしてる暇無いじゃん。