俺様☆姫様★王子様 2 【完】
「姫華ちゃんは蓮にとって宝物…言わばお姫様なんだよ、きっと。だから芸能界入っても変わらないでやって」
「宝物だなんて…」
すやすや眠っている美しすぎる王子様を見た。
蓮の方こそあたしの宝物だよ。
あたしなんかの為に寝る時間まで削らなくて良いのに。
バカ……。
でも。
―――…ありがとう。
カチカチ――…
ウィンカーを出す音が聞こえて、建物の地下へ潜り込んでいく車。
「さ、そろそろ起こさないとね」
通用口の前に停車させて、名波さんが振り向いた。
「あ、そうだった!蓮?」
気持ち良さそうに寝てるなぁ。
申し訳なく思いながら揺さぶった。