俺様☆姫様★王子様 2 【完】


―――――
――――
――――――
―――
――


事務所から歩いて10分。

化粧品会社が指定してきた待ち合わせ場所は、某ホテルのロビー。


蓮は多分今頃事務所の応接室で爆睡かな。


それにしても……



「あ~緊張する;
ヤバいって!変な汗出てきたよぉ」


「大丈夫だよ。今日は打ち合わせだけだし!ほら、”人”って手のひらに描いて飲み込んで!」


優しく背中を擦ってくれる、あたしと変わらないくらい背が低くて年齢不詳の女の人。

事務所に着いたら直ぐに紹介された、あたしのマネージャーさん。


柚亜(ゆうあ)さんっていって、ちっちゃくて柔らかい感じなのに凄くやり手らしい。



「さっきから何度もしてるよ?ホントに帰りたい;」


「大丈夫、大丈夫。顔は強面だけど優しい監督さんだから」


えぇ~?顔は恐いの?

余計不安になってきた;


「ダメだ、柚亜さん。帰ろう?」












「僕は帰らないで欲しいなぁ?」





< 119 / 438 >

この作品をシェア

pagetop