俺様☆姫様★王子様 2 【完】
ゆっくり体を起こしながら、目をこすって左右を見る蓮。
「……ん~?もう着いた?」
ちょっと掠れた声であたしを見た。
その仕草がなんとも可愛くて。
こんな人とあたしホントに付き合ってていいの?って思っちゃった。
「もうあたし降りなきゃ。蓮は帰って寝なよ?倒れちゃうよ?」
「んなことくらいで倒れっかよ」
「蓮の宝物には羽根が付いてるみたいだからね言うこと聞いとけ♪」
蓮は明らかにからかってる名波さんを睨んだ。
「余計な事ベラベラ喋んじゃねぇ」
「はいはい、お姫様は忙しいんだ。蓮はおとなしく充電してろ」
「うるせぇ。事務所で寝るって言ったろうが。姫華、降りんぞ?」
さっさと車から降りた蓮は、超不機嫌なオーラを放っていて……。
「…はい」
口答え出来るわけもなく、素直に降りた。