俺様☆姫様★王子様 2 【完】
口をぱくぱくさせて、また何か言ってる。
「っとに。どんだけ走るの速いのよ…」
まだ気だるい足を前に押し出した。
サンダルを履いているにも関わらず、熱が伝わってきて、足の裏が熱い。
サクサクと心地よい音を鳴らして遠く離れたカインとの距離を縮める。
半分くらい歩いた所で、
「ヒメっち~!」
叫びながら、こっちに向かって来た。
………というよりも。
突進。
うん、その方がぴったりかな。
「わっ!ストップ、ストップ!」
「ぎゃーっ!」
そのままあたしに突進してきたカインを受け止められるわけもなく、あたし達は見事に砂浜に倒れ込んだ。