俺様☆姫様★王子様 2 【完】
「ったぁ……、ちょっと!カイン!」
咄嗟に瞑ってしまった目を少し開けながら、重くのしかかったままのカインを捉えた。
「ははっ!やっぱりダメか~」
キラキラと煌めく自分の髪を、くしゃっと掴んで、あたしに乗った体を起こした。
「何が」
と言おうとしたのに、遮るカインの声がする。
「よくドラマで見るアレ、したかったのにぃ~」
言ってる意味がなんとなく、わかったよ。
青春のやつ。
あの、お互い走り寄って抱きつく、アレ。
わかったけど…。
「古いよ、カイン。昭和もいいとこ。あんた一体何歳なのよ」
あたしも立ち上がって、パンパンとあちこちに付いた砂を払った。
「わかったくせにぃ~。アレでわかったならヒメっちも古いって事だしぃ」