俺様☆姫様★王子様 2 【完】

「ったぁ……、ちょっと!カイン!」


咄嗟に瞑ってしまった目を少し開けながら、重くのしかかったままのカインを捉えた。


「ははっ!やっぱりダメか~」

キラキラと煌めく自分の髪を、くしゃっと掴んで、あたしに乗った体を起こした。


「何が」

と言おうとしたのに、遮るカインの声がする。


「よくドラマで見るアレ、したかったのにぃ~」


言ってる意味がなんとなく、わかったよ。

青春のやつ。
あの、お互い走り寄って抱きつく、アレ。


わかったけど…。


「古いよ、カイン。昭和もいいとこ。あんた一体何歳なのよ」


あたしも立ち上がって、パンパンとあちこちに付いた砂を払った。


「わかったくせにぃ~。アレでわかったならヒメっちも古いって事だしぃ」


< 223 / 438 >

この作品をシェア

pagetop