俺様☆姫様★王子様 2 【完】
でもそれはあたしだけじゃなかったんだね。
ようやく離れていく、れんの顔と唇の感触。
淋しさを感じたけれど、そう思った途端にきつく抱きしめられていて、あたしの顔は蓮の胸にあった。
「………暴走してんじゃねぇよ」
何故だか刹那い声色。
「何言ってんのよ、暴走族じゃあるまいし」
トクン、と鳴る蓮の音を聞きながら突っ込んでみた。
なんで今、そんな事を言うんだろうか。
全くもって理解し難い。
でもその解釈は違ったみたいで。
「ふっ、バカだな」
鼻で笑った。
「……痛かったか?」
あたしの手首を見つめ、そろそろと撫でながら言う蓮の瞳は、揺れて見える。
「少し…」
「悪かったな」
そっと手を持ち上げて、赤くなってるそこに、口づけをした。