俺様☆姫様★王子様 2 【完】


にしても痛い。

テーブルにぶつけた鼻が、ものすごく痛い。


突っ伏してた頭をがばっと上げて、その勢いで振り向いてやった。



…………;



「あは」



やっぱりそこには、リアル悪魔がいて。


ばっちり目があった。



ガバッ


もう一度テーブルに伏せてみた。




「同じことしても無駄だっつうの」


「イタタタタ」


首根っこを掴まれて、悪魔によって阻止された。

おかげであたしは親猫に連れていかれる仔猫みたいになってる。



「姫華」


あぁ……悪夢だ。

さらば、彩名。


意を決して、悪魔と向き合う。


さぁ!どっからでもかかってきなさい!



「姫華」


「……なっ…なによ…ぅ」



意気込んだくせに、出てきた声は虫も殺せない、へなちょこだった。

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