アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
時計が12時を回ったころ
とうとうムカついて
電話をかけて見た。



しばらく鳴らして

電話に出た。



「恭平!?何してんの?
何時だと思ってんの?」



「ん…あ…今って何時…?」
携帯の向こうでゴソゴソ動いてる。


女の声…
「誰?」


私はその声をかき消すように
「もう12時すぎてますよ。
いい加減にして。」



「うわ…マジ!?やば……
今から帰る……」


女の声
「いいじゃん…泊まっていって…」

恭平の動きが止まっている。

「そうするかな……」
恭平の言葉をかけ消すように


「迎えに行くわ。
どこ?」

私は立ちあがっていた。
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