アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「かあさんは恵太さんに
まかせておいて大丈夫だから
俺は少しかあさんから親離れしようってさ~」



「すごいね。
私なんて英語なんて片言しか言えないわ。
勇気あるのね。」



「どこでもよかったんだ。
どこかで自分を見つめ直したかった。
違う俺になれそうで……」


「それから?」


「それから……?
次は恵美さんの話しよ」



それから先

留学してた頃の話をするのを
避けているようだった。


そこにきっといる


私に似た
わすれられない女性が……


何があったのか知りたいのに

恭平は口を閉ざしてしまう……
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