アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
いつものように迎えに来てくれた。


時間を重ねるうちに
何かいつもとは違うって
思った。


「何かあったの?
元気ないような気がするわ。」


「あ…ごめん…
ちょっと心配な子がいて…
もしかしたら
呼びだされるかもしれないんだよね。
だからあまり遠くには
いけないんだけど
大丈夫かな?」


「うん。
なんなら今日はやめてもいいよ。
落ち着かないでしょう?」




甲斐が突然私を抱きしめた。


「え…」


「今日は一緒にいてもらいたいな」


「甲斐がそう言うなら」


「うん…危ないんだ……
助けたいんだけど
こればっかりは俺の力不足か
運命か・・・・・
毎回辛い……」


私は甲斐の背中を優しく撫ぜるしかない
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