アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「メグ…メグ…」

揺すられて私は慌てた。


「はい!!」


甲斐が笑っている。


慌てて恭平を振り返ると
安らかな寝息を立てて眠っている


私はその寝顔にしばらく
甲斐の存在を忘れて見とれていた。


「・・グ?」


「え…ああ…おはよう…」


「おはようって…マジ寝だったんだね。
看護師が笑っていたよ。」


「え!?そ・・・ほんと?」



「もう七時だよ。
仕事じゃないのか?」


「あ~~仕事なの~~~
うわ~~ありがと…起こしてくれなかったら
遅刻してたわ。」



「詰所に言伝していった方がいいよ。」


「あうん…ありがと」


甲斐が廊下に出ていった。



「恭平…行ってくるね。
帰り寄るからいい子にしてて…」


眠っている恭平の唇に
素早くキスをした。



そんな姿を甲斐が見てるとも
知らずに・・・・・
キスできた喜びで一杯だった。

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