アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

過去

大きなため息で背中が揺れて
やっと私の涙は峠を越えた。


「朝になったら奈々さんに
電話するからね。」


「来なくていいからって言って。」


「飛んでくるよ。」


「迷惑だから来るなって言って。」
恭平は笑った。



「明日 仕事だろ?
もう帰っていいよ・・・
三時間は寝られるだろ?」



「ここで寝るよ・・・・」


「え・・・?」



泣きつかれて心地よい睡魔が襲う


 好きって言おうって…
 いいや…また…きっと今度……


「恵美さん?マジ?」


「恭平…大好き…だよ…」


「ん?」


「す・・き・・・きょう…へ…」


私はそのまま夢の中へ・・・・・・
幸せな夢・・・・


恭平に抱きしめられて
「愛してる」って言ってもらった。
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