アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

揺れ動く想い

朝帰り


玄関先は雪がつもっていた。


「メールするよ。」


甲斐とキスした。
甲斐の車を見送って私は大きく息を吸った。


愛されてるって信じよう


モトカノのことで
くだらない詮索もやめよう。



玄関を入ると恭平がちょうど
二階から降りてきた。


「朝帰り~おかえり」

恭平は笑顔だった。

泊まるとメールした時も
『昨日泣いた分
いっぱい甘えておいで』

そんな返信が来た。



「ただいま~甘えてきちゃった。」




私はそう返して
手早く朝食を作って


「恭平 おいてあるからね。」



そう言って
二階に上がってきた。



鏡に向かう・・・・
スッピンの私



「かわいいじゃん
恵美。。。。」


そうつぶやいて
仕事用の化粧にはいった。
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