アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
甲斐の嘘は優しい嘘だった。



「早く結婚したい……」


「うん・・・
俺もしたいけど・・・・
兄貴のこともあるからさ・・・・」



「うん
わかってるよ。
来年の今頃はきっと一緒にいられるよ」



「うん……」



甲斐が額にキスしてくれた。




「今夜・・・泊まっていく?」



恭平の顔が浮かんだ……


「辛そうだから……
先生が癒してくれなかったら
早く帰ってきな。
俺が癒してあげるからさ~」


そう言ってくれた恭平




「うん…泊まっていく…
甲斐と一緒がいい・・・・」


恭平の顔が浮かんで消えた………



 甲斐と一緒がいい……



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