アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
甲斐から電話がきたのは
昼を過ぎた頃だった。



「昨日はごめんな・・・・」



「いいよ~大変だったね。
音色ちゃんは大丈夫?」



「うん…まだ寝てるよ。
そうそうプレゼントありがと。
今 袋から出して飾ったよ~
さすが老舗デパートの美人受付嬢
センスめっちゃいいわ~」



「ほんと?そう言ってもらえたら
うれしいわ~
今度のデートの時は着てきてね。」




「メグにもプレゼント渡しそこねた。」



「なんだったの?」



「ん~内緒………」


「ケチ~」可愛く言ってみる。


「こんな感じでさ…音羽が退院するまで
なかなか会えないけど…
なんせこのちっこい姫が
俺を束縛するもんだから…
仕事行くのも大変だよ。
幼稚園があればいいんだけど
冬休みだからさ・・・・」


甲斐が言いわけしてる気がした。
真実を知ってしまったら
頭の中を整理するためには
時間が必要だって・・・・・


「わかってるよ。
連絡だけはしてね・・・・」



「ごめんな・・・・」

その言葉に
甲斐の心が入ってるような気がした。
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