アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
あやふやな気分で毎日を過ごして
また新しい年になった。


甲斐からのメールは
いつも以上に来ていた。


音色ちゃんのことで
あふれてるメールには
父親という内容になってること
甲斐は気づいているだろうか…



正月を超して
両親が戻ってきた。


仕事から戻るとにぎやかに
二人が出迎えてくれた。

家の中が急に温かくなった気がする


  これが家族なのかな

夕飯の支度を手伝った。


「メグちゃんありがとね」


「え?」



「恭平が進学してくれるって…」



「私は何も聞いてないんだけど…」


私は驚いた。


「あら?メグちゃんがいろいろ
アドバイスしてくれたって……」



「うん
言ったけど…その話は聞いてない…
それでどこに?」



「東京に出てくるって・・・」




「東京?」



私の手がとまった。
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