アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
久しぶりの家族団欒も

私には恭平がここを出ていくという
衝撃に動揺していた。


行くなら東京と思ってたらしくて
冬休み前にはもう決めてたらしい


何も言ってくれないことに
ショックを受けていた。


奈々さんは大喜びだった。

「恭平 おかあさんのとこに
住むでしょ?」


「バイトするから
一人で暮らすよ。」



「もったいない・・・・・
それならその分おかあさんに
ちょうだいよ。
ダメよ!!大変なんだから」



「おかあさんも暇だから
一緒に住もうよ。
変な気は使うなよ。
合格したらとりあえずは
こっちに来て
それからゆっくり探しなさい。
いいバイト探してさ
とにかくまずは合格目指そう。
メグも来春には
甲斐先生と一緒に暮らすらしいし
この家も貸家にしないとな。」



父が家を見渡した。


 それは困るかも……


もしそうなったら
父になって話そう……
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