アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
列車の遅れを考えて
早く出てきたので

待ち合わせの時間より
早くついてしまった。





空港には

これからどこに行くのか


そう思う人たちでいっぱいだった。



 甲斐もバス乗れたかな






そんなことを考えた瞬間



携帯が鳴る・・・




甲斐からの電話だった。





「もしもし~」

何も疑わず



私はその電話をとっていた。



二人できっと過ごせばまた
やりなおせる



「ごめん・・・・
ほんとにごめん・・・・・・」



電話の向こうの甲斐は
今にも泣きだしそうだった・・・・
< 562 / 668 >

この作品をシェア

pagetop