アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
警察の話は
歩行者からこんな時間に幼い子が
歩いてると110番通報があった。


警察官が駆けつけて
音色ちゃんを保護したけど
最初は名前も言わなくて大変だったけど


やっと名前を教えてくれて
音羽さんに連絡することができたとか…


毛布からちらっととこっちを
伺っている。


 さすがだね~
 おしゃまな音色ちゃん



「甲斐に連絡してあげるよ。」



「ほんと?」



「うん。
ただ今もしかしたらきたくても
来れないのかもしれないよ。
どうする?」



「おねえちゃん 連れて行って。」



「もうこんなことしない?
みんな心配するんだよ。
ママはきっと泣いてるからね。」



「はい。ごめんなさい。」




「じゃあ自分で電話してみて」


私は音色ちゃんに携帯を貸した。

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