アイシテルって言えなくて～大人女子と高校生の恋

「今度は絶対幸せになりたい
幸せになるためには
私たちは離れた場所で
それぞれの時間を過ごさなきゃいけないでしょ？」




「私は寂しくなると
すぐ人を求めてしまうから
そうやってずっと生きてきて
だからもうそういうのやめなきゃいけない。
そんな自分が大嫌いなの…」



恭平が立ちあがった。


「わかったよ。
今までずっとこの気持ちを
伝えることなんかないって
思ってきたんだ。
だから好きだっていったこと
忘れてくれ……
四年後…また改めて
恵美さんに伝えたい………」


胸に飛び込みたかった。
想いを全部ぶちまけて
恭平とひとつになりたい

そう心が叫んでいるけど


それじゃきっと
同じことの繰り返し……


「四年ってめっちゃ長いっしょ」



恭平がそう言って笑った。



「うちらにとって
素敵な時間になるといいね・・・・」




「だね・・・・・」



恭平は部屋に上がっていった。



　ごめんね・・・・・
　そしてありがとう・・・・・・