アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

つながる道

恋のチャンスは何度も訪れた。


会社の同僚


ジムのインストラクター



ジム通いの男性




丁重にお断りをしたのは
やっぱりどこかで
近づいてくる約束を意識しているから
かもしれない……



何度か両親は揃ってきたけれど
一度も恭平は来なかった。



「夜遅いのはアルバイトを
始めたからみたい。」

正直奈々さんの言葉にホッとしていた。




「頑張ってんのね。」



「なんか一生懸命だよ。
恭平のああいうところいいね。」

父がほめた。


「今は就職難だけれど
今から頑張ってる人間は
きっといいことあるよ。」




「だといいね~」  


恭平の話を聞くのが
とても楽しみな私だった・・・。
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