アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「契約って言ったけどあの時…ね…
本当は恭平に抱かれたかったの。
そう言うのが
恥ずかしくて…契約なんて言葉
使って……だけど心の中はね…
本当はとっても純粋だったの…
それだけはわかってほしい……
恭平を好きになってしまって
どうしていいのか
わからなかった・・・・」




恭平の指が私の髪の毛に触れる。



耳たぶにキスをした。


「ここ弱いんだよね~」
恭平がケラケラ笑った。



「バカ」



「めっちゃ…可愛い……
あの時はさ…なんか大人でドキドキしてた。
俺 まちがったりしたら
どうしようとか…緊張して……」




「そうだったんだ……
でも可愛いって言ってもらう方が
嬉しい……
これからは恭平に
可愛いって言ってもらえるように
頑張るから。」




「頑張らなくても
充分…めちゃ可愛いから……」



涙のキスが最後だと思っていたけど



今は熱いキスをしている。



「忘れないで・・・ね。
今日のこと…今夜の恵美のこと
ずっとずっと覚えていてね……」



愛してるって何度もお互いに
囁き合う。


そして・・・・
やっとやっと本当に
ひとつになった・・・・・・。


「アイシテル」が言えた夜・・・・・
想いが叶った。
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