アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
恭平はパッパと脱ぎ捨てて海に
向かって歩いて行った。


浅黒い恭平の締まった
後ろ姿を見ていた。



私は今回はもう
しっかりとTシャツを着て
ビキニのスカートをはいた。



「恭平もTシャツ着た方がいいんじゃない?
痛くなるよ~~」


「俺は大丈夫!!
日光は吸収型だから~
それより早く泳ごうよ!!」


恭平の顔が笑っている。



またさらに段階が上がった笑顔



私も恭平の方に向かって
走り出した。



恭平はまるで子供のように
足をバタバタさせて


「気持ち~~ぃ!!」と笑った。



お父さんときていた海水浴は
きっとこんな笑顔だったに違いない。


恭平の笑顔を見て
私までウキウキした。
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