アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「ごめんね~せっかく楽しかったのに・・・」


ハンドルを持って後を確認した。


「俺は楽しかったよ~
恵美さんも楽しかったんだろ?
じゃ…いいじゃん~」



「うん。
恭平のおかげで楽しかったよ。
海は最高にキレイだったし…
茜色の空もキレイだったし
元気一杯だよ。」



日が沈むとあたりは暗くなった。


私は運転しながら
いろんなことを考えていた。


このまま
浩二郎のペースでいいのかな


結局 明日だってまた暇だし……


明日は洗車でもしようかな~


静かだった恭平が

「恵美さん…ごめん…俺
具合悪いんだけど……」


「え?」


「酔ったみたい……
ゲロしそう……」



「ち…ちょっと待って……」


私は慌てて車をとめた。
恭平は助手席から飛び出して
吐きだした。
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