太陽と月
城を抜け出したあたしは、城門の前に規則正しく並んでいる兵士達の先頭に立った。
一番前に居るツァロン将軍に話しかけた。
「ツァロン将軍、ベリィはもう起きてるかしら?」
ベリィはあたしの馬。「はい。姫様」
途端に、綺麗に身なりを整えた白い馬がゆっくりと歩いて来た。
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