みつあみ少女にティアラを乗せて ж2部


楽しい時間はすぐにおわる。


綾達は次の観光予定があるため、別れの時間になった。


「じゃあね、あおい」

家の外まで綾を見送り、「また会おうね」と言ってハグした。

池野くんも少し遅れて外に出てきた。

あおいは何か言おうとくるくる頭の中を探り回っているなか、話し掛けたのは池野くんの方だった。

「じゃあな平野!楽しかった」

にっと口の端を広げて笑う。やはりキュンとしてしまう。

「あ、うん…ありがとう!」

「あ、それでさ平野…」

池野くんが珍しくかしこまった。あおいはドキンとした。

「…?」

「あの、あのさ、良かったら携帯のアド、交換しないか?」

池野くんは目をそらしてそう言った――照れている。

え?

……え?


な、なんて言った?


「………え!?」


あおいは赤面した。


< 46 / 67 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop