みつあみ少女にティアラを乗せて ж2部
楽しい時間はすぐにおわる。
綾達は次の観光予定があるため、別れの時間になった。
「じゃあね、あおい」
家の外まで綾を見送り、「また会おうね」と言ってハグした。
池野くんも少し遅れて外に出てきた。
あおいは何か言おうとくるくる頭の中を探り回っているなか、話し掛けたのは池野くんの方だった。
「じゃあな平野!楽しかった」
にっと口の端を広げて笑う。やはりキュンとしてしまう。
「あ、うん…ありがとう!」
「あ、それでさ平野…」
池野くんが珍しくかしこまった。あおいはドキンとした。
「…?」
「あの、あのさ、良かったら携帯のアド、交換しないか?」
池野くんは目をそらしてそう言った――照れている。
え?
……え?
な、なんて言った?
「………え!?」
あおいは赤面した。