弱いあたし
「奈緒、大丈夫か?怖かったよな」
背中をぽんぽんしてくれる。
あたしは声を上げて泣いた。
怖かったのもあるけど、お母さんに見放されたことが1番怖くて。
「よしよし。ごめんな・・。もう俺が居るから大丈夫」
「凪斗・・っ」
あたしは全部を話した。
「じゃあ俺ん家来るか?」
「え・・?」
「家って言っても家じゃねえけど」
どうゆう・・?
「俺さ、両親に捨てられて。施設に居るんだ。それが理由で、・・さっきの奴等にいじめられてた、小学校6年間。んで、中学は行かないってわけ。奈緒の気持ち分かるんだ。だから施設おいで?いい奴ばっかだから奈緒の気持ち分かってくれるよ」
「でも・・・っ」
「大丈夫。奈緒と歳近い奴ばっかだよ。おいで?」
凪斗があたしに手を差し出す。
あたしはその手を握った。