近距離カレ=カノ
「「「キャー」」」
当然女子からは黄色い歓声があがる。
「えーと、俺は相崎歩夢。取り合えずよろしくなッ☆」
相崎歩夢君って言うのか…
「じゃあ相崎は、立花の隣の空いてる席に座ってくれ〜ぇ」
「はぁい☆」
あたしの隣ぃ!?
そうして相崎歩夢君とか言う人があたしの方に向かって歩いてきた。
そしてあたしの隣まで来るとズカッと自分の席に座った。
「はじめまして〜俺相崎歩夢って言います。ヨロシクねっ!?日向ちゃん☆」
「へ?」
どうしてあたしの名前知ってるの!?
「へ?
クスッと相崎歩夢君はわらった。
「へ?とか日向ちゃん可愛い♪」
かっ可愛い!?
「なっ、何言ってんの?」
「何って、ホントのこと!?」
う……
何こいつ。
「あたし可愛くなんか無いもん!!」
「そんなことねぇって(笑)」
「なっ……!!!!」
「……ばな、立花っ!日向ぁ!!!!」
「え?」
何か知らないうちにあたしは担任に怒られていた。
「え?じゃなくて、相崎はまだこの学校に来たばかりだから案内宜しくっ★」
「えぇ〜」
最悪……
「やぁ〜日向羨ましぃ」
「日向いいなぁ」
「へ?じゃあ誰かあたしと変わってくれる!?」
「「「あたし変わるよ〜」」」
多っ!!
誰にしようかな。
「う〜ん…じゃあ、」
あたしが言おうとしたら、
「立花!俺はお前に頼んだんだ。立花がやりなさい」
「えぇーっ諄邪〜ッ」
「俺のこと名前で呼ぶんじゃねぇよ!」
「ケチ…」
「てことで立花さん宜しくねぇ♪」
―――そして