人工的な空の下で
私も今の仕事辞めて営業とか時間に追われる仕事にでも戻ろうかなー?

自分の気持ちばっかり大きくなるけど百の気持ちを十の気持ちしか持っていない人に受け止めて!なんて事は自分には言えなくて、こんな女々しい自分も嫌だからユウに対しても自分に対してもモヤモヤを抱えながら生きている。


もうそろそろ千夏が来る頃かな?なんて思って化粧なおしをしていると携帯がなった。

意外な事にユウからのメール。
【会った時に話そ?】

苦しくてスゴくスゴく悲しいのに泣く事は出来なかった。
悲しくて、どうしようも出来なくてただ別れるという現実だけを突きつけられた気がした。

単純な私は今みたいな冷めた状況でも【好きだよ。】の一言だけでその言葉にしがみついて生きていけた。
まだメールが返ってこない方が幾分マシだった。

時間は8時を少し過ぎていて家のインターフォンがなる。
千夏の前では元気に振る舞わないといけない。

笑いながら別れるわ!って話すの。
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