人工的な空の下で
最後の日
ユウとの予定は夜からだった。
家にこもっていてもモヤモヤするだけなので早いうちから用意をし始める。

鏡を見ながら痩せたな…と考えていた。
まぁ、もともと普通体型の私は痩せたところでモデル体型のようなスリムにはならないのでちょうど良い。
最後は、めいいっぱい自分の好きな服を着てお洒落をしていこうと買ったばかりの服を引っ張り出す。

ユウの好きだったズボンスタイルでは無くシックな黒のワンピースを選んだ。
化粧もユウの好きだったナチュラルメイクでは無くMACの発色の良いオレンジと青のアイシャドーを使いベースからリップまでぬかりなく化粧をして時間をつぶす為に買い物に向かう。

きっとこんなに雰囲気を変えてもユウは気付かないだろうが最後は自分らしく終わりたかった。

買い物をしようにもだいたい見てしまったし、ダメもとで亜由美にメールしてみる。
【今からお茶しない?】
【ちょうど美幸と梅田おるし合流する?】
【行く行く!】
美幸とは亜由美の幼なじみで何回か一緒に遊んだ事もあった。
【ドトールおるしおいでや。】
1人で買い物や1人カフェに1人ご飯なんか慣れっこなのに、何だか今日は1人でいるとそわそわしてしまう。

私はご機嫌でドトールに向かった。
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